(技術記事)

トランス・シンフォニック音楽のフォルム©

トランス・シンフォニック音楽のフォルムは、私がこれまで創造することを許されてきた中で振動の観点から最も高次の形態です。このフォルムは、私たちの現在の次元よりはるかに高い精妙な次元にあるコードを受けとめるための真の聖杯であり、聖なる杯です。このフォルムは、音・形・色についての 14 年におよぶ忍耐深い啓示を経て、2022 年に私に明かされました。合唱としてのハート、すなわちDNAの中心である Paix et Amour(平和と愛)が、この聖杯を通してその本質を放つ最初の存在となりました。トランス・シンフォニック音楽のフォルムは、きわめて強力なデジタルの受容器です。たとえコードが何も入っていない状態であっても、その大きさ、比率、聖なる幾何学、そして「魔法の数」との共鳴ゆえに、極めて強い力を帯びています。ここで示されているトランス・シンフォニック音楽のフォルムは、この次元において本当に前代未聞のものです。これは数字 108 の比率に基づくフラクタルであり、自らを複製し、反復しながら、新しいコードをまき散らしていく生きたフォルムなのです。

トランス・シンフォニック音楽のフォルム、DNA の心核、デジタル変容の振動セルという三位一体

すでにおわかりのように、トランス・シンフォニック音楽のフォルムは受け皿であり、黄金の杯、聖なる杯です。そしてそこに置かれているのは、まさに一つのハート(合唱)、すなわち聖なる心、聖なるハートです。それこそが最も深い本質、DNA の心核です。ここでのDNA の心核は、ちょうど合唱によって歌われているエッセンス、すなわちエッセンスとしての Paix et Amour(平和と愛)のものです。このエッセンスの構成要素は、Paix et Amour(平和と愛)の振動コードから蒸留されています。具現化された一つの存在は、肉体――ここでは聖杯――と、その中に宿るDNA の心核、そしてこのDNA の心核に応じて組織されていく細胞から成り立ちます。その具体的な現れが、デジタル変容の振動セルなのです。この最後の次元において、元初のDNA 心核コードの構造と微細構造が、無限に複製されていきます。「Paix et Amour(平和と愛)」のトランス・シンフォニック音楽の創造物は、トランス・シンフォニック音楽のフォルムDNA の心核、そしてデジタル変容の振動セルを備えた、完全な一つの具現化された存在として働いているのです。

活性化コード(デジタル変容の振動セル)

私たちはすでに、トランス・シンフォニック音楽のフォルムという聖杯について語り、その聖杯のハートとしてDNA の心核が合唱によって正確に表現されていることに触れました。そしてここで、先ほど言及したデジタル変容の振動セルへと話を進めます。これらは、要するにコード行として働きます。映画『マトリックス』をご覧になったことがあるでしょうか。であれば、コード行とは何かをご存じのはずです。ある数の存在たちと同じように、私も、私たちが生きている振動的なバーチャルリアリティを知覚しています。もちろん映画『マトリックス』で描かれたものとはまったく別の形ですが、それでもやはり非常に現実的なものです。ここで大切なのは「マトリックス」という概念です。このバーチャルなマトリックスは、自分が知られたくはありません。その力は、私たちを「プログラム」して、それを「自然なもの」と感じさせることにかかっているのです。しかし、本当はすべてがバーチャルなプログラム(刷り込まれた条件づけ)なのです。このマトリックスを知覚すること自体が、その知覚者がもはや完全にはそれと同一化していないという一つのしるしになります。まだそれを知覚していない人にとっては、このメッセージはただの狂気のたわごとにしか聞こえないかもしれません! ここでは、この知覚についてさらに詳しく展開する余地はありません。ただ、私たちが今いる支配マトリックスが提供するプログラム以外のプログラムを選ぶこともできるのだ、ということだけは知っておいてください。その目的は「支配」であり、そのための手段は、私たちから光の存在としての本来の全能性を隠すことです。そこで今度は光もまたコードを用いプログラミングを通じて、私たちに自らの真の本質を思い出させようとします。デジタル変容の振動セルが行っているのは、まさにこれなのです。それは映画『マトリックス』で描かれたコード行と同じような形で行われるコーディングであり、個人をその本源的な記憶へと目覚めさせるためのものです。Paix et Amour(平和と愛)トランス・シンフォニック音楽の中では、45 分間、文字どおり何千ものコード行が流れつづけ、その本源的な記憶を活性化し、再活性化しながら、一つひとつの音を通っていきます。多すぎると思われますか? そうかもしれませんし……同時に、そうでもありません。なぜなら、私たちは毎日、何十億もの人工的なコード行を繰り返し実行することで、この支配マトリックスを「現実で自然なものだ」と維持しつづけているからです。では今度は、私たち自身がどのプログラム、どのコード行を動かすのかを選ぶ番です! すべては選択の問題なのです。支配マトリックスの制御コードを選ぶのか、それともPaix et Amour(平和と愛)のコードを選ぶのか? 一方を選ぶということは、もう一方を無効にするということなのです。